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世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある
/ 英治出版 / 英治出版 / シンシア スミス /
世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある
頭を強く揺すられて出来た空間にスーッと入ってくるような感覚。
柔らかいと思っていた自分の頭が、凝り固まっていたのを自覚する。
これからの社会(地球規模)をどのようにしたいのかを考える良い機会になります。
「デザイン」という意識的な問題解決
本書を読むキッカケとなったのは、個人的なテーマである「デザイン」、「社会貢献」、「グローカル」に該当したから。
本書で紹介されているプロジェクトは、C.K.プラハラードの「ネクストマーケット」のなかで論じているボトム・オブ・ピラミッド(BOP)をターゲットとしている。
これまでは、主に先進国の富裕層をターゲットにし、ビジネスを展開していくことが利益を生み出すと考えられていた。
しかし、日本を始め、先進国の富裕層(世界人口の10%)は既に物質的に恵まれすぎている。
要するに、購買意欲のほとんどが「ウォンツ」である。本当は、差し迫って消費する必要性が低いのである。
だから、本来は消費が伸びにくい。
一方で、BOPは生活に必要なモノに対して非常に貪欲である。生命を助けるならば、なおさらに。それゆえ、購買意欲は非常に高い。十分にビジネスとしてもなりたつのである。
確かに、高性能、高価格、洗練された見た目の追求は、魅力を感じ、満足感も得られる。
でも、自分の「大好きなこと」、「得意なこと」、そして「ビジネスとして成り立つこと」。
さらに、人々の生活での苦労を緩和させ、時には人々の命を守る。
そういう仕事こそ、本当の意味での生きる喜び、幸せなのかなと感じた。
久しぶりに、読んでいて興奮した読書となった。
デザイナー、エンジニア必読!!!
本書の内容は原題である『DESIGN FOR THE OTHER 90%』に集約される。『世界のデザイナーの九五%は、世界の十〇%を占めるにすぎない、最も豊かな顧客向けの製品とサービスの開発に全力を注いでいる。残りの九〇%に届くには、まさにデザイン革命ともいうべきものが必要だ。(p.40)』
本書は、今まで対象とならなかった90%の人に対するデザイン論である。世界の最貧の人々を対象とした製品は、価格が安いだけでなく、製品を使うことで生活が豊かになるようなしくみが内包されていなければならない。初期投資が少なく、それを使うことで、家事労働が軽減されたり、農業の生産性が向上し利益が増加するといった目に見える効果が得られなければならない。
つまり、最貧の人々を救うためには(寄付や援助を与えるのではなく)、小さな資本でスタートすることができ、利益を再投資することによって継続して拡大可能な『キックスタート』=起業家ツールが必要なのである。
こうした製品を開発することは、エンジニアやデザイナーにとって困難を伴う大きな挑戦だ。しかし、ローテクを駆使し、市場のニーズを満たすことができれば、社会に貢献することができるだけでなく、莫大な利益を得ることも可能だ。
本書の画期的な点は、デザイナー、エンジニアに対して”社会起業家”としての可能性と具体的な事例を見せたことである。(実際にたくさんの写真が使われており、楽しく分かりやすい。)社会起業家としての視点を得ることで彼らの活躍の場は企業の中から世界へと一気に広がるのである。デザイナー、エンジニアの方には是非読んでいただきたい。
P.S. もちろん、『世界を変えるデザイン』は、日本国内でも有効です。
ピラミッドの底辺のためのデザイン
一般的にデザインとは、商品の付加価値を高めることによって、高いプライシングを実現するためのものと考えられている。そして、そのようなデザインは世界でもっとも豊かな10%の人間を相手にしているに過ぎない。
本書の原題は「DESIGN FOR THE OTHER 90%」、つまり世界の残り90%、もっといえば、C.K.プラハラード教授のいうピラミッドの底辺(BOP)の人々のためのデザインについて書かれた本である。
デザインには、美しい見た目という意味以外にも、「設計する」「立案する」「進路を示す」という意味がある。ピラミッドの底辺の人々が必要とする商品・機能を、彼らが買える価格で提供するためには、新しいデザインとデザイナーが必要不可欠である。
この本には、たくさんの写真(すべてカラー!)も載っており、よりよい世界をつくるための様々なアイディアが詰まった、デザインカタログであるともいえる。
仕事ができる人の心得
/ 阪急コミュニケーションズ / 阪急コミュニケーションズ / 小山 昇 /
ネットでいきなり買うのはお薦めできない。
業績が良い某中小会社の社長の言葉を集めた本である。言葉について、この社長なりの解説レファレンスになっている。その数は、「あ」から「わ」まで1200以上。熟読するタイプの本ではない。この会社では就業前に、この本の内容+本で公表できないノウハウを何個か取り出して社長自ら実体験を交えて解説する。社員はその後グループごとに、その言葉について自分で感じたことを発表して身につけていくとのこと。
内容を本屋で確認し、側に置きたくなったら買うのが良いと思う。例をいくつか列記するので参考にしていただきたい。
・あとで:実行しないということ
・謝る:言い訳しないですぐ行く。教わりにいくこと。
・忙しい:目先の仕事ばかりやる人が陥る。
・高度化:簡単にすること。
・返事:遅れると、相手は自分の都合のいいほうに解釈する。
バイブル
この本は所謂バイブルですね。初めての就職先が海外だった私には、
日本企業の体質を理解する糸口になりました。
ただ、いい意味でも悪い意味でも「バイブル」。多様な就業スタイルに
全てのルールが通用する訳ではないことを念頭に読むことをおすすめします。
さすが小山社長 仕事ができるはずだ。
さすが、小山社長、下記の表敬訪問一つとっても、仕事のやり方・考え方が全然違う。
【表敬訪問】
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
特別な場合を除き、訪問先のトップとはアポイントをとらない。
相手がいなくても、いっこうに差し支えない。留守の時は置き名刺
をする。面談したのと同じ効果がある。わざわざ挨拶に来たという
ことだけで相手は満足する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
表敬訪問は、アポイントをとらないこと。相手が居なくても良いのです。
お中元・お歳暮で私が伺っているお客様は、この10年間、ライバル会社に
とられたところは、たった一社もありません。
お中元・お歳暮は、守りではなく“攻め”なのです。さらに、役員・本部長
クラスが伺っているお客様も、ライバル会社にとられるのは、一年に一社あ
るかないかです。
ところが、その下のクラスが行かないお客様が、ライバル会社にとられてい
ます。お留守の時の置き名刺を、みなしません。
「いつもこの会社に来ている」から置かなくて良いのではありません。社長の
私が置き名刺をし、担当が置き名刺をしなかったら、社長一人で訪問したこと
になってしまう。
お客様は、「一人挨拶に来た」のと「二人で挨拶に来た」のとでは、「二人で
来た」ほうがうれしいに決まっています。
さらに応対して下さった事務員さんは「二人で来た」という報告はしません。
「今日は、武蔵野の社長が来ましたよ」と言えば、一人。名刺が2枚置いて
あれば「二人来た」のがわかるのです。
名刺は、ふんだんに使う! 「もったいない」などとバカなことを言っては
いけません。名刺は1枚50円、ちなみに私は1分間300円ですから、50円の名刺
など安いものです。
さらに、表敬訪問は「ついで」で行ってはいけません。「わざわざ来てくれた」
ということが大切。「ついで」で行ったのでは、心が通じません。
ルートのついでにお客様にカレンダーをお持ちするのと、休日に“わざわざ”
持参するのとでは、お客様の喜びが違います。手間をかけなければ心が通じない
のです。
ビジネスパーソンなら分かるこの重さ
一見、タイトルも、小題も、「なに言ってんだ?」と感じますが、ひとつひとつをじっくり読めば分かる!
これはスゴい本です。ビジネスパーソンがなぜ仕事で成果を上げられないのかを、この本ほど的確に、鋭くえぐった本はほとんどありません。
特に専門職ではなく、チームで成果を上げるタイプの仕事をしている人は、とにかく何度も噛みしめるように読むべきです。今は分からなくても、もがいているうちに必ず分かるはず。その意味ではとても不親切ですが、この不親切さは読者への親切さの表れだという事を理解できた時、大きな飛躍が待っているでしょう。
ビジネス本100冊分にも匹敵する濃い一冊
用語をひとつひとつ解説されていて気が付いてみると意外にないつくりになってます。
混乱の元は用語の定義の解釈がバラバラだからだという疑問のもとに、
著者がそれまでの集大成的な思いでつくられたためか非常にすっきりしています。
プラス小山さん特有のユーモアが加わっており読んでいて飽きさせません。
この手の類の本は山ほど読んでいる口ですが、実際役に立ったコトバとかを整理していくと本書に書いてあった内容が多いことに気がついて驚いたものです。
本書の内容が「こんなことあったり前じゃん」というレベルにまで昇華したいものです。
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
/ 講談社 / 講談社 / 神田 昌典 /
起業のためのビジネス小説
物語調で語られる本書は、起業初期に起こりうる様々なケースが
書かれている。私も、5年前に個人で一度起業した事があるが、
全く同じような事に遭遇した事を思い出す。
その当時に、読めばよかったと思ったが、今でもこれはおなじ事が言えると
思います。
是非起業を目指しておられる方は本書を必読される事を
オススメします。
また、読書習慣のない方でも、ストーリーで読めるため、
読みやすい本だと思います。
<この本を読もうと思った経緯>
起業準備に
<この本を読んで私が実践すること>
市場のライフサイクルを確認する
過去の失敗を犯さないようにする
「ワークライフバランス」の先駆的警告書
仕事と家庭,この両極で対峙する2つのファクターが,実は相互作用をもたらしているということを,ここまで明確に描き切った作品は他にない.
ワークライフバランスって,「キャリアにも憧れるけど,家の中も綺麗にしておきたい」なんて生ぬるい願望ではとても保つことができないんだってことが,本書にははっきり書かれている.
特に,仕事中心のマインドになる→夫婦の気持ちがずれていく→子供が心身ともに犠牲になっていく,という構図は,脅しではなく,実際に多くの家庭で起こっている事象だ.
家庭は独りでは支えきれない.子供も含め,全員が思いを寄せないと容易く崩壊してしまうという真実をこの本で学んだら,起業ノウハウを練る前にまずは自分の家庭をいかに存続させることができるのかについて考えるべきだと思う.
思いのほか参考になりました。
思いのほか参考になりました。
小説風だから・・・といわれて何気なく読み始めました。
読んでいるうちに、以前自分がおかれていた立場や状況などが、思い返され、「あの時、こうだったのか・・・?」などと思い当たる節が何度か出てきて・・そこからは、最後まで一気に読み上げました。
読む方によってどこに食いつくかが違うのだろうなぁと思われる1冊だと思います。私は組織の役割やあり方に関心がありましたので、そこが参考になりましたが・・・・・
悩んでる方にはお薦めしたい。と思います。(現在、この本を友人に貸し出しました。)
小説として違和感は全くない
これから起業する人、現在会社を経営している人だけでなく
様々な理由で会社を辞めたいと思い
起業を1度でも考えたことがある人は
目を通すことをお薦めする
起業を成功させる方法と
その後に襲ってくるワナの
両方を学ぶことができるから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
著者にとって初めての小説ということだが、
違和感は全くない
通しで2回、拾い読みで3回以上は読んだ
メンターに出会うことが重要
読む前は、数ある成功本の中の1冊のようにしか印象がなかったのですが、
読んだ後はとても共感でき、かつ感情移入できるほど印象深い1冊となっていました。
企業して間もない私ですが、本書のおかげで今後5年のロードマップの指針作りに
大いに役立てることができました。
日本では、創業して3年以内に9割の会社が潰れ、残るのは1割だといわれています。
4年目、5年目と残っている会社はまさに軌道に乗っている会社だと思いますが、問題に
直面する前(真っ只中?)に本書を読んでこのパターンを認識しておくと、いざという時の
解決策になるかもしれませんね。
また、起業して間もない方や企業前の方にも是非読んでほしい1冊です。
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